大学生への求人が多い教育系アルバイト
同年代のフリーターと異なり、大学生に集中的に求人が出される職種として教育系のアルバイトがあります。
人気の大学や偏差値の高い大学の場合には学校に直接求人が来ることもあり、将来学校教諭や教育関連の仕事に就きたいと思っている人にとっては魅力的な仕事となります。
教育系のアルバイトとしては、家庭教師や塾教師といったところが一般的ですが、他にも通信講座の採点や、プログラミングなど特殊な技能を教える仕事があります。
家庭教師は大学生のアルバイトとしては時給面で恵まれており、かなり人気の高い職種です。
しかし実際の仕事では、勉強を見るのは担当する家庭の子供1～2人くらいに限定されるため、成績の上がり下がりの責任が直接的に自分のものになってしまうということがあります。
うまく担当する子供と相性が合い、ぐんぐん成績を伸ばしてくれればよいですが、子供によっては反抗心からむしろ成績が落ちてしまうということもあります。
自分の実力が試されるという意味ではやりがいのある仕事ですが、その分プレッシャーも高いといえます。
一方塾講師の場合は一度に教えるのが複数の子供ということもあり、責任が直接本人にだけ追われるということはありません。
しかし給与面は家庭教師に比べてかなり安く、また授業外の時給が一般的なバイトよりもかなり低かったり、授業以外の営業電話などを強制されてしまうこともあります。
就業をする際にはその企業の教育方法について調べておき、長く続けることができるかどうかを判断していく方がよいでしょう。
受験のノウハウを活かすことで高収入も
なぜ大学生に教育系のアルバイト求人が多いかというと、生徒となる子供と年齢が近く、また最新の受験の経験者だからです。
自分自身が受験の時に行ってきた学習方法がそのままノウハウとして用いられるので、難関校に合格をした実績のある人はそれだけで優秀な先生になることができます。
一般的には学習塾に通う子供というのは既にある程度の成績が学校で取れているものの、今後受験をすることを考えてその傾向と対策をとりたいと思い通っています。
反対に家庭教師を利用する子供の場合、そもそも学校の学習についていくことができていなかったり、部活動などの学外活動の都合で思うように勉強の時間をとることができないというケースが多く見られています。
いずれにしても生徒となる子供たちの弱点を発見し、そこから最も良い学習方法を提案していくというのが教育系アルバイトのやりがいとなります。
一緒に頑張った子供が志望校に合格したときの喜びはかなり大きいものであり、それをモチベーションに在学中仕事を続ける学生も多く見られています。