アルバイトを通して出来る社会貢献とは?

畑

ボランティアではなくアルバイトでもできる社会貢献

「社会貢献」というと何やら大げさな響きがありますが、その定義は非常に広くあらゆることを通して実現することができます。

一般的に社会貢献になる仕事というのは、ボランティアとして行うゴミ拾いや介護福祉施設でのお手伝いといったところが代表的です。

ボランティアとして行う場合には基本的に利益を目的として行わないので、報酬はゼロかもしくは実費程度までとなります。

ではアルバイトのように報酬を受け取ることを前提に業務を行う場合にはそれは社会貢献にならないのかというと決してそうではありません。

報酬が発生するアルバイト業務にも十分社会に貢献できる仕事はありますし、むしろ報酬が発生することが前提になっているからこそプロとしてその仕事をこなしていくという責任感が生じます。

まず社会貢献度の高いアルバイトとしては「NPOの作業手伝い」ということがあります。
NPOとは非営利団体のことですのでアルバイトとして金銭を受け取るのは不思議な気がするかもしれませんが、法律上必要な業務に関しては給与を支払っても問題ないとされています。

NPO法人からの求人数は決して多いものではありませんが、時々事務作業のために学生アルバイトを募集することがあります。

具体的な仕事としては、NPO活動をするにあたって発生した事務作業のアシスタント(データ入力)や、電話応対といったことです。

通常の民間企業のように事務作業員に正社員として給与を発生させるのが難しいNPOだからこそ、事務作業はアルバイトにまかせているということもあります。

NPO団体でのアルバイトは事務作業であってもその活動を支援することになりますし、具体的にどういった活動をしているかの学習になるため、社会貢献のできる仕事を将来的にやっていきたい学生にとっておすすめです。

いろいろな形で社会貢献ができる

社会貢献ができるアルバイトとして大変おすすめできるのが「農業・畜産関連」の仕事です。
農業や畜産などの第一次産業は、現在若手のなり手が不足しており後継者が不足していることから廃業を考えているところも多くあります。

これらの仕事は就業をしてすぐにできるものではなく、ノウハウを教えてもらいながらコツを覚えていかないといけません。

地方の農業・畜産業では現在体力のある若い人材を多く募集しており、アルバイトとしてまず就業経験をするということが推奨されています。

将来農業や畜産業に就業する予定のない学生であっても、そうした活動に参加をすることで社会に貢献することができ、また私達の普段の生活がどのような人たちによって支えられているかを知る貴重な経験になります。