就活の際に際立つ自己PR術とは?

面接

他人を思いやることができるようになって一人前

児童心理学の発達理論を提唱した学者にピアジェがいますが、その説によると子供は小学生~中学生前半くらいまでの間に「具体的操作機」という成長段階を迎えるとしています。

かいつまんで説明をすると「具体的操作機」というのは自分と他人の違いを理解し、相手の立場に立ってものを考えることができるようになるということです。

一つ例を挙げると幼い子供は自分と他人の認識の違いを理解することができないので、電話をしている向こうの相手に「ほら見て」といったことを言ったりします。

しかしある程度年齢が高くなると電話の向こうの人は自分と見ているものが異なるので自分の手に持っているものを見ることはできないということを理解できるようになります。

自分と他人が違う人であるという認識を持つことができることは、自主性を持った行動ができるようになるということです。

わかりやすいのが接客業の現場で「雨で濡れてきたお客さんがいるので温かいおしぼりを出そう」とか「赤ちゃんが席にいるので食器を一つ多く持っていこう」といったような気遣いができるかどうかです。

こうした認識はほとんどの人が自分で意識せずに行っているものですので、アルバイトで接客を担当することにより明確に「おもてなし」という精神を自覚することができます。

「おもてなし」ができることを自己PRに活かしていく

就職活動の現場においてはこの自主性のある気遣いは大変効果があります。
一見「おもてなし」というのは相手を持ち上げる礼儀の問題のように思えますが、その裏側には「自分でものを考えて主体的に動くことができる」という行動力が示されています。

ですので就職活動の現場において面接やESにそれが自分に備わっているということを積極的に伝えておくことが勧められます。

具体的には自己PRの場面で「相手のニーズを感じ取ってそこから対策を考えた」というエピソードを織り交ぜていくという形です。

これは飲食店だけでなく小売店や事務作業などあらゆる仕事に当てはまるスキルになります。
できることならそのニーズはどこで想像することができたかということを示せるようにしていくとさらにポイントが高くなります。

最近では面接の場面で集団ディスカッションをするということもあります。
そうした場面では自分だけが一方的に発言をするのではなく、全体をまとめて全員に発言の機会があるように気遣いをしていけばより主体性をアピールできます。

「おもてなし」というのは誰か特定の人にだけ特別扱いをするのではなく、一般的に誰にしても喜ばれるだろう行動をとるということです。

マナーやルールの重要さを身をもって知ったという経験をアルバイトと絡めて説明をすればより説得力が増します。

得意なこと・好きなことを絡めてアピールしよう

最後は自分と他社の違いをアピールする必要があります。学力や人間性がほぼ同率だった場合、人事の目に留まりやすいのは人とは違う特徴を出すことが大切です。

私の場合、高校生の時にアメリカ留学をしたことがあり英語を人より話すことができます。
それを自己PRで使わない手はないので、そこをアピールすることが多いです。

ただ「英語が話せる」というだけではパンチが弱いので、なぜ英語が話せるようになったのか?
なぜ英語を話せるようになりたかったのか?なぜアメリカ留学にいったのか?というような、
なぜという部分を完結に話します。
そして、今後ビジネス英語が話せる人材として企業でどのように貢献できるかをアピールすることで
入社の意欲も伝わり、説得力も増します。

これは私の例でしたが、人それぞれに得意なこと・好きなことがあると思います。
ただ「○○が好きです」というだけではなく「○○をきっかけに○○し○○を好きになりました」というような話の流れをもっていくようにすると人事の方に興味・関心を持ってもらえますよ。

とはいえ、自分には得意なこと・好きなことがないという人もいると思います。そんな人こそ興味を増やす体験が必要です。
私も最初は英語がとても苦手で別に話せなくてもいいやと思っていました。ですが、ある芸能人の影響でアメリカに行きたいと思うようになり、実際にアメリカ留学までしたのです。

アメリカ留学というと高いハードルがあると思われがちですが、高校生の場合は様々な免除があります。私が利用したのはNCN米国大学機構が行っている「高校生からのアメリカ留学:日本人学生受入制度」です。

NCN米国大学機構の特徴は、日本での審査やTOEFL・SATスコアなどが免除されることです。
他にも高校の成績に見合った大学の選定・NCN特別奨学金などもあるので「アメリカに行きたい」と強く思うどんな学生にもチャンスを与えてくれるものとなっています。

こういった制度は他にも沢山あります。ちょっとでも気になればぜひ一度、考えてみて自分の得意なこと・好きなことに繋がる体験をしてみてはいかがでしょうか。